イヌ好きを自認する私としては、小型犬や中型犬も大好きなのですが、やはり、以前飼っていたゴールデンレトリバーの思い出と相まって、大型犬とすれ違っただけで、ついつい見とれてしまいます。

なんていうか、あの大きな体全体で甘えてきたり、悪いことをして怒られた時に、ショボーンとしている姿を見ると、何でも許してしまう気持ちになるんですよ。
だけど、大型犬だからこそ、最低限のしつけはしてあげないと、困った犬になってしまいます。
場合によっては、他人を傷つけることにもなりかねませんので、ここでは、大型犬のしつけについてお話ししましょう。
大型犬は、一般的に25-40kgの体重を持つ犬種とされています。
頭がよく、体も大きな大型犬は、子犬の頃からしっかりしつけを行わないと、賢さゆえに言うことを聞かなくなってしまいますし、コントロールできずにトラブルを起こしてしまいます。
大型犬のしつけには、以下のようなポイントがあります。
- 社会化期(生後2~6カ月)に、外の環境や飼い主さん・家族以外の人間に慣れさせること。これは性格を形成する大切な時期です。
- 呼び戻し・制止のトレーニングを行うこと。大型犬は力も体力もあり、引っ張りや飛びつきなどで怪我をさせる危険性が高いため、どんな時でも飼い主のコマンドに反応できるようにすることが必要です。
- 運動する時間を設けること。運動不足は問題行動の原因になります。散歩だけではなく、ドッグランなどで自由に走り回れる環境に連れて行ってあげましょう。
- 飼い主さんも一緒にトレーニングすること。飼い主さんが愛犬と信頼関係を築くことが重要です。困ったときはプロに相談することも選択肢に入れましょう。
以上、大型犬のしつけについて、ごくごく基本的なことを書きました。
しつけに成功すれば、パートナーとの時間も、とても素敵なものになるでしょう。
最初が肝心なので、愛情を持って、ときには厳しく時には優しく、すぐにうまくできなくても、できるまで根気よく見守ってあげることも大切です。